長岡工業高等専門学校 非常勤講師 五十嵐一浩(第10話) (前三条市立第四中学校 校長)
学校教育において行政がすべきは、
被災した学校に正常な運営を求めることではなく、
日ごろから被災時の備えを行政自身がしておくべきだと今でも思います。
もし、どこかの学校が被災して校舎が使えなくなった場合は
どう対応するかを事前に決めて、それを全学校に周知しておく必要があります。
また、授業が行えなかった理由は場所だけの問題ではありませんでした。
多くの教師が被災し、結果として高齢者の介護等で
出勤できない者が少なくありませんでした。
そういった時は特例的に被災しなかった近隣の学校の教師を
再配置できるようにしておくなど、事前に対応を考える必要があります。
また、地震直後神戸市の先生方が駆けつけてくれて、支援を申し出ていただきましたが、
私たちにそれを受け入れるだけの余力と余裕がありませんでした。
こういったボランティアの受け入れも行政機関は想定すべきだと思います。
例え災害があっても、子ども達の学習権を保証することは大切なことです。
しかし、それを現場に押し付けることは現実的ではありません。
そのために、震災時に何があったのか、何が問題だったのか、どう改善すればいいのか、
20年たった今でも、いや今だからこそしっかり検証し備えるべきだろうと思います。
被災した学校に正常な運営を求めることではなく、
日ごろから被災時の備えを行政自身がしておくべきだと今でも思います。
もし、どこかの学校が被災して校舎が使えなくなった場合は
どう対応するかを事前に決めて、それを全学校に周知しておく必要があります。
また、授業が行えなかった理由は場所だけの問題ではありませんでした。
多くの教師が被災し、結果として高齢者の介護等で
出勤できない者が少なくありませんでした。
そういった時は特例的に被災しなかった近隣の学校の教師を
再配置できるようにしておくなど、事前に対応を考える必要があります。
また、地震直後神戸市の先生方が駆けつけてくれて、支援を申し出ていただきましたが、
私たちにそれを受け入れるだけの余力と余裕がありませんでした。
こういったボランティアの受け入れも行政機関は想定すべきだと思います。
例え災害があっても、子ども達の学習権を保証することは大切なことです。
しかし、それを現場に押し付けることは現実的ではありません。
そのために、震災時に何があったのか、何が問題だったのか、どう改善すればいいのか、
20年たった今でも、いや今だからこそしっかり検証し備えるべきだろうと思います。
長岡工業高等専門学校 非常勤講師 五十嵐一浩(第10話) (前三条市立第四中学校 校長)