和太鼓奏者 坂牧颯人(第4話)
明るくなってから周りをよく見ると正面の山は崩れて、
もう少しで紅葉していたはずなのに全部茶色。
ばあちゃんがやっていた家の裏の畑は崩れ落ちて崖の下。
傾いてボロボロの家。
幼馴染と遊んだり、焼肉のリベンジか、
近所に住む叔母ちゃんの家の庭でBBQしたり、
子供ながらに非日常の中で起こるイベントを
楽しんでいたんじゃないでしょうか。
そうこうしているうちにヘリコプターでの全村避難の話。
詳しい話は僕は全くわかりませんが、
全村避難はペットの連れ出しができませんでした。
そうなるとルクをおいていかなければならない。
兄弟全員猛反対。
車の中でも吠えずにずっと一緒に過ごしていました。
家族をおいてはいけません。
当時は友達と離れるとか転校するとか何にも考えてなかったです。
僕たち家族は母の実家、南魚沼市六日町の方に車で避難しました。
ジェットコースターとか今でも乗ったことないですが、
例えるならば、安全を度外視した絶叫マシーンのコースみたいな道。
運転する父は気が気じゃなかったでしょうね。
山古志から離れるにつれてキレイになっていく道。
もちろん六日町でも被害はあったと思いますが、
六日町の家に着いた時、
なんというか日常に帰ってきた安心感に包まれました。
もう少しで紅葉していたはずなのに全部茶色。
ばあちゃんがやっていた家の裏の畑は崩れ落ちて崖の下。
傾いてボロボロの家。
幼馴染と遊んだり、焼肉のリベンジか、
近所に住む叔母ちゃんの家の庭でBBQしたり、
子供ながらに非日常の中で起こるイベントを
楽しんでいたんじゃないでしょうか。
そうこうしているうちにヘリコプターでの全村避難の話。
詳しい話は僕は全くわかりませんが、
全村避難はペットの連れ出しができませんでした。
そうなるとルクをおいていかなければならない。
兄弟全員猛反対。
車の中でも吠えずにずっと一緒に過ごしていました。
家族をおいてはいけません。
当時は友達と離れるとか転校するとか何にも考えてなかったです。
僕たち家族は母の実家、南魚沼市六日町の方に車で避難しました。
ジェットコースターとか今でも乗ったことないですが、
例えるならば、安全を度外視した絶叫マシーンのコースみたいな道。
運転する父は気が気じゃなかったでしょうね。
山古志から離れるにつれてキレイになっていく道。
もちろん六日町でも被害はあったと思いますが、
六日町の家に着いた時、
なんというか日常に帰ってきた安心感に包まれました。
和太鼓奏者 坂牧颯人(第4話)