· 

291 羽賀友信さん かく語りき「第四話 支援の手が届かない研修生」

長岡市国際交流センター長 羽賀友信(第4話)

 新潟県中越大震災20年プロジェクト事務局(中村早希・諸橋和行)

 

ブラジルの人たちは、派遣労働者が多かったんですね。
僕、企業に聞いたわけですよ。
そしたら、「人権優先で休ませます」って言ってたけど、
僕のところに相談に来るのは「休ませてもらえない」って。
嘘なんですよ。僕らに対して嘘言ったんですね。

研修生がいる企業なんかは、
「うちの通訳がいるから(ボランティアの通訳は)来なくていい」
「ちゃんと食べ物も与えている」
って言うんだけど、実際に接触してみると、
「与えられてない、助けて」って声が出るんですね。

だから、そこら辺を鵜呑みにしないというのも大事で、
やっぱり課題を一元化して、共有していくことがすごく大事なんですね。

何が起きてるのか、情報は断片的に上がってくるけども、
何となくわかるんであれば、そこを追っかけていけば、一つの答えに行き着きます。

長岡市国際交流センター長 羽賀友信(第4話)

 新潟県中越大震災20年プロジェクト事務局(中村早希・諸橋和行)