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290 中越復興市民会議と中越防災安全推進機構(第2回)

公益財団法人山の暮らし再生機構 元理事長 山口壽道(第12話)

 (公益社団法人中越防災安全推進機構 元事務局長)

 

1ボランティアとして参加していた学生の中には、
市民会議の復興支援活動に刺激され、
被災地域に移り住む学生も現れました。
しかしボランティア活動であるがゆえに、
復興支援活動には金銭的な限界がありました。

時限活動になることを厭わないとしていた市民会議メンバーと話し合い、
中越機構に合流したのは平成20年のことでした。

市民会議との合流は、その後の中越機構にとって、
非常に大きな意味を持つことになりました。
今流に言えば、イノベーション(組織刷新)が起きたのです。
多様な主体との連携が可能となり、少なからず産官学民の
ネットワークを想い描くことができるようになったのもこの時期でした。

諸外国で発生した大災害からの復旧・復興を調査・分析している研究者、
国内の大地震で自らも被災経験を持つNPOの代表、
長期化する避難所で住民に寄り添っていた社会福祉協議会の職員OG。
また、仮設住宅で見守りを続けたボランティアとの
ネットワークが構築されていきました。

公益財団法人山の暮らし再生機構 元理事長 山口壽道(第12話)

 (公益社団法人中越防災安全推進機構 元事務局長)