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286 小千谷市議会における当面の対応(その2)

中越市民防災安全士会 関田孝史(第2話)(震災発災当時は、小千谷市職員 議会事務局)

 

市民のみならず、大半の議員が被災した中で、
発生時に議員が取った行動は、
各議員の置かれた環境や議員自身の考え方によって異なる。

しかし、どのような状況にあっても市民の代表たる議会としては、
災害対策を当局に確実に執行させることが議員の任務であろうと考え、
小千谷市議会としての当面の対応をどうすればよいかを検討した。

まず法に基づく行政の役割を見ると、
市町村は住民の生命、身体及び財産を災害から保護する責務がある。
消防機関、「その他」の機関は、市町村に協力しなければならないとある。
その他の機関には議会は含まれていないことがわかった。

議会は別の法的枠組みで規定されており、
防災活動には直接的に関与していないのが一般的で、
他の市においても同様であった。

中越市民防災安全士会 関田孝史(第2話)(震災発災当時は、小千谷市職員 議会事務局)