元 川口きずな館スタッフ・旧川口町武道窪出身 赤塚千明(旧姓 渡辺)(第10話)
食料がなくなり買い出しに行かなければならなくなり、
母の車に乗って隣町の小千谷まで出てみた。
コンビニに寄ってみたが、
お酒やケーキなどの贅沢品だけが見事に残っていた。
家族が必要な食料がほとんど買えない中、
翌日が16歳の誕生日だった私に母がショートケーキを一切れ買ってくれた。
その頃、自衛隊のお風呂が東川口の河川敷に出来たと噂を聞いて
母と叔母と女性3人で入りに行った。
大きなテントの中に、湯船がブルーシートで作られていて入浴剤が入っていた。
女性の自衛隊員が外と中に立っていてくれて、
安心して入ることができありがたいと思った。
帰る途中の東川口の土手の上で見た月がすごく赤かったのを覚えている。
上川保育園の園庭には自衛隊のテントがいくつか張られていて、
ひと晩そこで過ごした。母と叔母、私と弟の4人で入ったように思う。
寝付けなくて外に出ると、焚き火がありそこで暖をとった。
起きている人が自分だけではないことが嬉しかった。
母の車に乗って隣町の小千谷まで出てみた。
コンビニに寄ってみたが、
お酒やケーキなどの贅沢品だけが見事に残っていた。
家族が必要な食料がほとんど買えない中、
翌日が16歳の誕生日だった私に母がショートケーキを一切れ買ってくれた。
その頃、自衛隊のお風呂が東川口の河川敷に出来たと噂を聞いて
母と叔母と女性3人で入りに行った。
大きなテントの中に、湯船がブルーシートで作られていて入浴剤が入っていた。
女性の自衛隊員が外と中に立っていてくれて、
安心して入ることができありがたいと思った。
帰る途中の東川口の土手の上で見た月がすごく赤かったのを覚えている。
上川保育園の園庭には自衛隊のテントがいくつか張られていて、
ひと晩そこで過ごした。母と叔母、私と弟の4人で入ったように思う。
寝付けなくて外に出ると、焚き火がありそこで暖をとった。
起きている人が自分だけではないことが嬉しかった。
元 川口きずな館スタッフ・旧川口町武道窪出身 赤塚千明(旧姓 渡辺)(第10話)