前見附市立見附小学校長 前日本安全教育学会理事 松井謙太(第8話)
文部科学省による校舎の耐震審査を終え、
校舎設備の完全復旧には至らないものの、学校再開の目途が立った。
翌週11月8日から再開する旨、各避難所への掲示物や各戸への家庭訪問で伝えた。
安全な通学路が限られ、登下校中の余震も十分に考えられることから、
毎日教職員が町内ごとに引率して登下校をした。
22日からは危険ポイントごとに教職員が立哨することに変更し、冬季間も継続した。
学校再開前は、教職員の姿を見ていても、
家や避難所に残してきた我が子のことがやはり気になっていた。
学校生活に不便さは残っていても、
子供と家庭・地域双方にとって学校が再開する意義は大きい。
備えあれば憂いなしというが、逆に、憂いをもつ者は絶えず不安になる。
地震後、一人で自宅の二階に上がれなくなった子や
夜トイレに行けなくなった子などがでてきていた。
学校では学校再開後すぐに避難訓練を行い、
こうすれば大丈夫なんだよ、よくできたねと伝えた。
また、学校での安全な過ごし方について知らせ、
あなたがどこにいるか先生は分かっているよと安心させた。
また、不安や悩みについての聞き取りを全員に行った。
新聞には、頑張ろう、負けるななどの力強い言葉もあったが、
小千谷小学校の児童玄関と職員玄関には、
子供たちがほっとするメッセージを掲げたいと思い、
「みんなにあえてよかったね」「あかるくすすもう谷小の子ども」とした。
校舎設備の完全復旧には至らないものの、学校再開の目途が立った。
翌週11月8日から再開する旨、各避難所への掲示物や各戸への家庭訪問で伝えた。
安全な通学路が限られ、登下校中の余震も十分に考えられることから、
毎日教職員が町内ごとに引率して登下校をした。
22日からは危険ポイントごとに教職員が立哨することに変更し、冬季間も継続した。
学校再開前は、教職員の姿を見ていても、
家や避難所に残してきた我が子のことがやはり気になっていた。
学校生活に不便さは残っていても、
子供と家庭・地域双方にとって学校が再開する意義は大きい。
備えあれば憂いなしというが、逆に、憂いをもつ者は絶えず不安になる。
地震後、一人で自宅の二階に上がれなくなった子や
夜トイレに行けなくなった子などがでてきていた。
学校では学校再開後すぐに避難訓練を行い、
こうすれば大丈夫なんだよ、よくできたねと伝えた。
また、学校での安全な過ごし方について知らせ、
あなたがどこにいるか先生は分かっているよと安心させた。
また、不安や悩みについての聞き取りを全員に行った。
新聞には、頑張ろう、負けるななどの力強い言葉もあったが、
小千谷小学校の児童玄関と職員玄関には、
子供たちがほっとするメッセージを掲げたいと思い、
「みんなにあえてよかったね」「あかるくすすもう谷小の子ども」とした。
前見附市立見附小学校長 前日本安全教育学会理事 松井謙太(第8話)