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216 地域復興支援員のこと(その8)

元(公財)山の暮らし再生機構 地域復興支援員 臼井菜乃美(第8話)

 

さて、大好きになった山古志を離れてから、
転属先の長岡地域復興支援センターで何をしていたかと言うと、
年4回の山の暮らしの魅力を発信する広報誌作成と家庭料理教室の企画を行っていました。
自分に合ったアウトプットの手段を得て、
後半3年間は存分に山の暮らしの魅力を発信できたと思っています。

特に先輩の奔走により土台ができていた、
「人を通して山の暮らしの魅力を発信する」というコンセプトの広報誌の特集記事は、
作成していた私たちも毎回新たな発見があるよい企画だったなと感じます。

(公財)山の暮らし再生機構は2021年3月31日に解散が決まり、
個々の支援員の活動は今後に繋がる形に、財団の活動はまとめをする方向で動き出します。

ちなみに、私たちが行っていた家庭料理教室は、
他の企画の名称だった「越後長岡くらしのクラス」の名前を団体名にもらい、
継続することになりました。
実は、今も支援員仲間と地域の仲間の5人グループで、
楽しみながら年数回の料理教室を開催しています。

 

【執筆】
 元(公財)山の暮らし再生機構 地域復興支援員 臼井菜乃美(第8話)