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206 中越大震災復興基金と中越防災安全推進機構(第4回)

公益財団法人山の暮らし再生機構 元理事長 山口壽道(第10話)

 (公益社団法人中越防災安全推進機構 元事務局長)

 

法人改革以前の社団法人ですから、
今で言う一般社団法人としてスタートしたということになります。
手続き的には設立までに要する期間が約1カ月、
所轄庁もなく、事業目的の制限もない組織形態が選択されました。

中越機構の事案は内部理事会で承認され、
復興基金理事会での審議・承認があれば事業認定されることになりますから、
非常にスピーディーに、しかも自由度高く支援活動を展開することができました。

中越機構理事会のメンバーが3大学の学長、高専の校長、
防災研究センターの所長など、各構成機関の長ですから、
社会的な認知度・信頼度は非常に高いものがありました。
しかも、事業展開がスピーディーに展開できることも相まって、
実績は着々と積み上げられて行きました。

ところが、一部の民間事業者からは、社団法人の実施している事業すべて公
益性が高いとして、他者との競争もなく指名・実施されている。おかしいで
はないかといった声が上がりました。
行政はこうした住民の「声」には、ことのほか敏感です。
いつの間にか被災地住民から遠い存在になって行きました。

■■ご案内■■
6月25日(火) 山口壽道さんをしのぶ会を開催します。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://yamaguchi-memorial.jimdofree.com/
ホームページからの事前申込制となっています。(締切は6/10)

 

【執筆】
 公益財団法人山の暮らし再生機構 元理事長 山口壽道(第10話)

 (公益社団法人中越防災安全推進機構 元事務局長)