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164 避難所管理(第4回)

小千谷市にぎわい交流課 地域づくり支援員 石曽根 徹(第4話)

元小千谷市地域復興支援員(小千谷市産業開発センター所属)

 

避難所の運営もある程度落ち着いてくると見えてくるものがある。
朝と夜だけ炊き出しを行い、各家庭から1名ずつ出て、
当番制としてもらうことにしたのだが、参加しない家もあった。
避難所には来ないが、朝と夜ご飯だけ食べに来て仕事に行く住民もいた。
人間性を見た気がする。

しかし良いことも沢山あった。
避難所の暖を取るために常に焚火をしていたのだが、木材が不足したので、
心苦しかったが近くの倒壊した家の材木の提供をお願いしたら快く引き受けてくれた。

また、たまたま市の職員が県外での長期研修途中で戻っていたが、
「市役所に戻っても今は席がないので、避難所の管理を手伝え」と言われ、
私のサブとして働いてくれた。

前にも書いたが、小学校の創立記念式典の当日に起こった災害であり、
先生たちは自宅に帰らず避難所の管理をしてくれた。
私にはその時小学生の子供が2人いたが、
子供たちは林間学校のように楽しんでいたことが心を和ませてくれた。

半月ほど経った頃だろうか「そろそろ酒を飲んでもいいんじゃない」と
誰かが言い出して飲んだ酒は最高に美味かったことを覚えている。
(つづく)

【執筆】
 小千谷市にぎわい交流課 地域づくり支援員 石曽根 徹(第4話)

 元小千谷市地域復興支援員(小千谷市産業開発センター所属)