中越市民防災安全士会 会員 吉原 昌隆(第2話)
余震の中、倒壊した家の1階に人が居る。
人の手が必要。人々が避難した川口役場前に助けを求めた。
駆け付けていた小千谷市消防署川口出張所の瀬沼隊長ほか4名に助けを求め、
倒壊現場に急ぎ戻った。
消防士は倒壊した家屋の屋根に登った。
「チェーンソーを探して」の声に、避難していた渡辺昇平氏(渡辺建築)に協力を求め、
建築事務所へ。余震を恐れながらも、足の踏み場もなくなった作業場、
乱雑に崩れた工具類の中からチェーンソーを探し出した。
渡辺氏は消防士と共に揺れる屋根に登った。
繰り返す余震が、屋根の上の消防士達を激しく揺する。
彼らの救出活動は今も忘れない。
閉じ込められた二人の居る部屋の位置を特定できた事など、「近所の知恵」もあって、
助け出された二人は、翌朝、役場前駐車場の避難者となっていた。
人の手が必要。人々が避難した川口役場前に助けを求めた。
駆け付けていた小千谷市消防署川口出張所の瀬沼隊長ほか4名に助けを求め、
倒壊現場に急ぎ戻った。
消防士は倒壊した家屋の屋根に登った。
「チェーンソーを探して」の声に、避難していた渡辺昇平氏(渡辺建築)に協力を求め、
建築事務所へ。余震を恐れながらも、足の踏み場もなくなった作業場、
乱雑に崩れた工具類の中からチェーンソーを探し出した。
渡辺氏は消防士と共に揺れる屋根に登った。
繰り返す余震が、屋根の上の消防士達を激しく揺する。
彼らの救出活動は今も忘れない。
閉じ込められた二人の居る部屋の位置を特定できた事など、「近所の知恵」もあって、
助け出された二人は、翌朝、役場前駐車場の避難者となっていた。
【執筆】
中越市民防災安全士会 会員 吉原 昌隆(第2話)