· 

135 長岡市災害ボランティアセンターの運営 ~苦悩の日々~

長岡市社会福祉協議会  本間和也(第5話)

 

震災が発生して、3週間が経過した。
本来ならば、ボランティアが家屋の後片づけなどに活躍していると思われるのだが、
支援ニーズは、災害ボラセン側が予想していたよりも出なかった。

顧みるに、何かをきっかけに見ず知らずの人たちが大量に入ってきた経験がない土地柄からか、
知らない人にモノを頼むのを躊躇してしまうのだろう。

ニーズがなかなか出ないことに対し、
日に日に、訪れるボランティアからも県民性を否定する意見が続出してきた。
挙句の果てには、災害ボラセンのスタッフだけではなく、
地域住民に対し暴言を吐きまくる者も出てきた。

当然、活動の閉そく感、ボランティア同士の雰囲気も悪くなってくる。
これらボランティアから数々寄せられる意見。
社協職員に対する苦情などは構わないが、住民を傷つける言葉に対し、日々悔しい思いをした。

【執筆】
 長岡市社会福祉協議会  本間和也(第5話)