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105 地震がつないだ縁

大阪大学人間科学部3年 共生行動論研究室 岩成南奈 :

 

2004年に起こった中越地震。
2002年に生まれ、新潟から遥か離れた地元で高校卒業まで育ってきた私にとって
震災のことは遠い出来事で、その被災地にご縁ができるなんて思いもよらないことでした。

大学でたまたま入った研究室で災害復興のことを勉強し始め、
震央のすぐそばにある木沢集落を訪問することになりました。

訪れてみると、木沢に住むみなさんはパワフルで愉快な方ばかり。
一緒に山菜やキノコを採りに行ったり、餅つきをしたり
(木沢のみなさんは物理的にもパワフルでした)、
ごはんやお酒を楽しんだり、ご自宅にお邪魔したりと、
たくさんの楽しく暖かな時間を過ごさせていただいています。

木沢で聞いたお話で特に印象的だったことのひとつに、
「震災をきっかけにさまざまな人と出会うことができた」というものがあります。
私自身も、その「さまざまな人」の一人です。

今の研究室に入っていなければおそらく出会うことのなかった方々に
震災から20年を前にして出会えたことを思い、
地震によってつながる縁もあるのだなと感じています。

 

【執筆】
 大阪大学人間科学部3年 共生行動論研究室 岩成南奈