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087 竹田集落の元気づくり活動が始まる

越後川口に引っ越して来て中越地震の前に母、震災後に父を亡くし、
一軒家で一人暮らしになった頃にやってきた地域復興支援員。
竹田集落でも10世帯から7世帯に減って
「何となくさみしくなった」との声が聞こえてきた頃でした。

そんな中、支援員は数回にわたり竹田について集落のみんなから聞き取り。
いわゆるワークショップというやつです。
そこからさまざまな活動が具体的に始まったのが2009年度。
この年にそれまで「移住者だから」と免れていた総代の役を初めて任されました。
よりによってこんな時に。

一応それなりの責任感はあるので、
総代と地域づくりの両輪をみんなの協力でなんとかこなして、
当時は沢山あった震災復興に関係する会議やイベントに出来る限り顔を出しました。

そして1年が過ぎ、やっと終わる(竹田総代は一年交代)と思ったら
「地域づくりはおまえがやって」との声。
そして「いや」を打ち消す「そうだ」の声。
こうして竹田元気づくり会議の代表になり、断るタイミングを失ったまま今に至ります。
(つづく)

 

【執筆】
 竹田元気づくり会議 代表 砂川祐次郎(第5話)