先輩自慢をさせてください。
地域のこと、地域の人、何でも知っています。
中越大震災の地域復興の生き字引です。
そして、失敗を恐れない挑戦者でもありました。
イベントごとは仕切りがプロ。
(ちなみに地域の方もイベント慣れしており、運営のスキルが半端なかった…)
山古志に今、これが必要だ!と思ったら、すぐに企画立案、
会議で話し合い、合意が取れたら着手。これが早かった。
地域のリーダーたちから、こういうの出来る?と相談があったときも
「やります!」といって、方法、財源、人探し、案を提示。
できるところまで持っていく執念が凄かったです。
気づく力、フットワークの軽さ、失敗を恐れない強い心、と弱さを支えるチームワーク、
地域復興支援員に必要なスキルってこういうことなのかなと、背中をみて学びました。
支援員の業務を一言でいうなれば「調整」。
俯瞰し、間に入り、ときに悪役も厭わない。
こういう役割は距離が近すぎると難しい。
地域外に住んで正解という伏線はここで回収されるわけです。
【執筆】
元(公財)山の暮らし再生機構 地域復興支援員 臼井菜乃美(第4話)