10月25日(月)早朝に、関係機関、各種マスコミに対し、
正式に災害ボラセン設立について情報を発信することができた。
ところが、情報発信したばかりであるにも関わらず、時間の経過とともに、
不思議に1人、2人と人が集まってきた。
そこで、「なぜ、ここを尋ねたか」と聞くと、ほぼ全員が、
「自分では何ができるかわからないが、被災者のために何かをしたい。
ここに来れば、何かできることがあるのではないか」
という期待から集まってきたことを知った。
おそらく、ガレキの後片付けなどの作業活動をイメージしてきた者が多数であっただろう。
しかし、ボランティアのコーディネート行うために、
まずは、災害ボラセンの組織、機能を作り上げることが急務であるため、
この日集まった36人には、災害ボラセンを作り上げるボランティアを依頼した。
災害を契機に初めて会う人たちではあったが、受付や電話対応等を担ってもらい、
各自の責任感と連携する姿は目を見張るものであった。
誰一人文句を言うこともなく、黙々と災害ボラセンの基礎を作っていただいたことに、
ただ感謝するのみであった。
【執筆】
長岡市社会福祉協議会 本間和也(第3話)