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067 中越大震災発生!消防士だった私の体験談①

私は当時、長岡市消防本部に勤める消防士だった。

風邪で熱(38度を超えてたような…)があったが、

両親と夕飯を一緒に食べる約束をしていたので

妻と生後2か月の子どもと陸上競技場側の実家へ。

 

両親は不在。食事前にシャワーを浴びていたら時に地震が発生!

幼いころから刷り込みや学校での避難訓練等のお陰で、

これまで地震時には、机の下や硬い物で頭を守るなど、

揺れたらすぐに身を守る行動ができた。

 

しかし、あの日はこれが地震だと理解するまでに数秒かかるほど、

体験したことのない揺れで、動けない。

理解した瞬間、「家族が!」裸のまま、必死に這うようにしてリビングへ。

すると、妻が生後2か月の子どもを抱きかかえ、食器棚の前で動けなくなっていた。

 

声がけをして移動を促してから、体感で2、3秒…。

その食器棚が倒れた。

あと数秒遅かったら…と、血の気が引いたのを今でも鮮明に覚えている。

 

【執筆】
NPO法人ふるさと未来創造堂 常務理事兼事務局長 中野雅嗣(第1話)